かれてふるのはかれのはね |
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雨の日の学校帰り、舞い飛ぶ蝶に導かれ、怪我をしたひとりの男を見た。
流れる赤い血が甘そうで、どうしても欲しくなった。
懐かしくて嬉しくて、気が狂いそうになった。
その人に、恋をした。
白い蝶を狩る花羽、黒い蝶を狩る雨夜、古より対立するふたつの「狩り」の一族と、
彼らに飼われ、愛でられ、狩られる「蝶」の一族。
一途な恋と、呪われた血という因果の糸に縛られた魂の話。
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完結 /last up date : 2008 12 30 (09.12 加筆修正) |
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